たまごの効能
●卵は理想的な栄養食品
卵は8種類の必須アミノ酸をバランスよく含んでいる非常に理想的な食品です。ビタミンC以外のビタミン、ミネラルも豊富で、栄養価の高いタンパク質も豊富で、しかも吸収しやすい形で含まれいて、細胞を若々しく保ってくれる効果も期待できます。
●レシチンが老化や痴呆を予防する
卵黄には多くレシチンが含まれています。卵を食べると、コレステロールがたまると言われたことがありましたが、最近の研究では、この卵黄に含まれるレシチンは血中コレステロールの値を正常に保って、動脈硬化を予防する働きがあることがわかっています。
また、レシチンの主成分から作られているコリンから作られるアセチルコリンには老化や痴呆を予防する効果があると言われています。アセチルコリンが効果を発揮するためには、ビタミンB12が必要ですが、卵の中にはビタミン12が十分に含まれていますので、卵の摂取はとても効率的にアセチルコリンを取り入れることができる食べ物といえるのです。
●メチオニンは肝機能障害に有効
卵にはメチオニンという栄養素が豊富に含まれています。メチオニンは肝臓によい作用を及ぼして、肝機能障害に効果的であると言われています。メチオニンは日本人には不足しがちが栄養素ですが、卵には豊富にこのメチオニンが含まれています。
卵黄の効用
卵は良質なたんぱく源
タマゴは人間にとって、100%の栄養バランスをもつ良質なたんぱく源なのです。ところが、タマゴを一日に2個以上たべるとコレステロールがたまる原因になるという説もあり、タマゴは高血圧が気になる方にとっては遠慮したほうが良い食品の1つように思われています。本当にそうでしょうか?実は卵黄にふくまれるレシチンという成分は血管内の悪玉コレステロールをきれいに掃除する役割を持っているのです。
カラダにコレステロールをためないためには、血液中にレシチンとコレステロールの比率が1.2:1の割合であれば良好だとされています。卵黄にはその比率よりはるかに多い割合で「レシチン」が含まれています。つまり、タマゴを一日2個ぐらい食べても何ら支障がないわけなのです。
卵黄に多く含まれるビタミンE
卵黄の中にはビタミンEが多く含まれています。食べる化粧品といわれるビタミンEは、カラダの中から若さと健康を維持する栄養素です。みずみずしいお肌を作るのに欠かせないのが、ビタミンEなのです。
卵黄に含まれるレシチン
卵黄に含まれているレシチンは神経のなかで情報を伝えてくれる物質に変わります。この物質が不足すると物忘れがひどくなってしまったり感覚異常がおきたりします。また学習能力の向上や記憶力の強化、そして老人性痴呆(ボケ)やアルツハイマー病の治療などにレシチンが有効だという報告があります。
乳化作用
マヨネーズは水と油を混ざりやすくするレシチンの働きで出来ます。このような働きを乳化作用といいます。レシチンはカラダの中にたまった中性脂肪を乳化作用の働きでどんどん溶かしてカラダの外に追い出してくれます。中性脂肪は内臓に溜まると成人病の原因の、内臓脂肪にになります。また、体内でコレステロールの材料にもなって、これが活性酸素で酸化されるとドロドロベタベタのLDL(悪玉コレステロール)になって血管の内壁にこびりついていくのです。
実は卵黄の中には、その「中性脂肪」がどっさりと入っているのですが、レシチンのお陰で、一日に4・5個食べたとしても体には中性脂肪が溜まらないようになっているのです。更に、この卵黄の「中性脂肪」というのは、にんにくの成分と出会う事によって、ビタミンEと同じ働きをもつ「脂質アリシン」という成分に変身します。なんとさっきまで嫌われ者だった「中性脂肪」が、血行を良くする成分に変身して、体に溜まった「中性脂肪」を掃除するレシチンの手助けをし始めるのです!
カラダの中の60兆個ある細胞の膜は、レシチンが主成分です。レシチンは時間がたつと酸化してしまい、細胞の老化の原因にもなります。そのため、常に補給して細胞膜のリフォームをしていくことが大切なのです。
ニンニクの成分と卵黄の成分が手を取り合って、いろいろな効果が パワーアップします。その効果にはまだ、よく分からない所もありますが、その中には血行不良の改善や血栓の除去、肝機能の強化など沢山があり体を元気にしてくれるのです。
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Last update:2022/12/12